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速報!ETV特集「静かでにぎやかな世界」がイタリア賞を受賞

ETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」がイタリア賞「シグニス特別賞」を受賞しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190928/k10012102961000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009
 

ろう学校舞台のNHK番組 「イタリア賞」の特別賞に
2019年9月28日 7時34分 

世界のすぐれたテレビやラジオの番組に贈られる「イタリア賞」で、NHKが制作した、ろう学校を舞台に耳が聞こえない子どもたちの交流をナレーション無しで描いたETV特集の番組が特別賞を受賞しました。

「イタリア賞」は、テレビやラジオの番組を対象にした世界で最も権威ある国際コンクールの1つで、71回目のことしは、合わせて273の作品の応募がありました。

授賞式は27日、イタリアのローマで行われ、審査の結果、NHKが制作し、去年5月に放送したETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」が人間の尊厳を高めることに貢献した番組に贈られるシグニス特別賞を受賞しました。

この番組は、全国で唯一手話だけで授業を行う東京都内のろう学校を舞台に、子どもたちの日常をナレーションを使わずに描いたものです。多くのろう学校が社会に適応するため、手話ではなく発音練習などの教育を重視してきたなか、子どもたちが手話を使って生き生きと交流する姿を映し出しています。

授賞理由について審査委員長は「見た人を耳の聞こえない人たちの世界に強く引き込む番組である。手話と字幕を通じて子どもたちが耳が聞こえないというみずからのアイデンティティーを肯定し、それが将来の希望につながっていることを深く理解できた」としています。

この番組はことし5月に、国内のすぐれた番組などに贈られる「ギャラクシー賞」でもテレビ部門で大賞を受賞しています。

(NHK-NEWSより)