小学部

授業風景

 

「知ろう、考えよう、表そう、そして利用しよう」学びを楽しむ教育。

そして日本で唯一の「手話」と「日本語」の授業。

 

主な特徴

小学部_バイリンガル教育

「手話」の授業では、目的や場面に応じて構成を工夫して話す能力、話し手の意図を考えながら読み取る能力、話題や方向をとらえて話し合う能力、手話を分析する能力など、第一言語として手話の力を磨き、思考力を伸ばします。また様々な手話文学にも触れ、手話物語や手話ポエムなどの創作も行います。

「日本語」の授業では、日本語を楽しむこと、日本語を使用して知識を得たり表現したりする力を伸ばすこと、日本語を使用することに自信がもてることを目標に、第二言語としての日本語の力を磨きます。

 

教科学習

算数、理科、社会などの他の教科は小学校の学習指導要領に対応し、授業は日本手話と書記日本語の両方で行われています。日本手話は話し言葉として、日本語は書き言葉として、子どもたちは常に2つの言語を使い分けながら学んでいます。筆談

 

 

 

学びを深める教育

子ども主体の話し合い・学び合い

日本手話は聴力に関係なく自然に獲得できるので、子どもたちの共通言語となります。そのため、子ども主体の話し合いが活発であり、学校もそのことを大切にしています。また、小学部には子ども議会があり、学校生活の様々なことについて、子ども主体で話し合っています。

 

 

複式学級

小学部では2学年ずつのクラス編成となっており、ろう者教員と聴者教員が1人ずつ担任を受け持ちます(必ずろう教員1名、ろう教員が2名の場合もあります)。毎年、クラス編成が変わり、上級生はリーダーシップが育ち、下級生は恵まれたロールモデルから様々なことを学ぶことができます。また、日本語や算数は学年別、社会や理科は2学年一緒に学ぶなど、様々な授業形態を取ることができます。複式学級の様子

 

しかあり

単に知識だけを学ぶのではなく、学んだことをもとに考え、表現し、やりとりし、それを生活に応用する力を育てるために、常に「しかあり」を大切にしています。

しかあり

※バイリンガルろう教育を推進しているカナダのドルーリーろう学校のKICA-PACK(知る=Knowledge、考える=Inquiry/Thinking、表す=Communication、利用する=Application)を取り入れたものです。

  

自己評価

小学部の通知表である「生活の記録」は子ども自身で作成します。子どもがそれまでの学校生活や学習内容を振り返り、自分で評価し、新しい目標を作ります。自己評価の習慣を身につけることで、自分を客観的に見つめ、自分の意見をしっかりもつことができます。

主な行事

活動の様子

運動会

 

屋上ペイント

 

校内の様子

校内の様子

 

校外学習

 

消防