学園概要
明晴学園は、日本手話と日本語、ろう文化と聴文化によるバイリンガル・バイカルチュラルろう教育を行っている、日本で唯一の私立ろう学校(特別支援学校)です。
教育目標
・自ら学び、自ら考える人を育てる。
・豊かな人間性・社会性をもち、多文化共生社会・国際社会に生きる人を育てる。
・手話と日本語、ろう文化と聴文化を学び、自分に自信を持って社会で生き抜く力を育てる。
教育課程~バイリンガル・バイカルチュラルろう教育~
明晴学園の教育課程は、一般の幼稚園や学校の教育内容に加えて、日本手話と書記日本語、ろう文化と聴文化を4つの柱とするバイリンガル・バイカルチュラルろう教育を行うために、文部科学省から教育課程特例校として認可されています。
バイリンガル・バイカルチュラルろう教育では、次のことを目指しています。
①第一言語(母語)として日本手話、第二言語として書記日本語を身につけ、日本手話と書記日本語を使用するバイリンガルとして育成する。
②ろう者としてのアイデンティティ(自己肯定感)を育成するとともに、聴文化の理解と尊重する態度を身につける。
そのために、明晴学園の教育課程は、独自の教科・領域「手話」「日本語」「市民科」を設置しています。
学制
幼稚部、小学部、中学部
乳児を対象とした早期支援プログラム「めだか」も行っています。
生徒数
65名(幼稚部6名、小学部39名、中学部20名)※2024年4月時点
教職員数
40名
(ろう者教職員・非常勤講師24名、聴者教職員・非常勤講師16名)
住所
〒140-0003 東京都品川区八潮 5-2-1
電話 03-6380-6775 FAX 03-6380-6751
ホームページ https://www.meiseigakuen.ed.jp
メールアドレス
開校
2008年4月1日
理事長
田門 浩(たもん ひろし)
1967年生まれ。東京大学法学部1類卒業。千葉市役所の職員を経て、最高裁判所司法研修所を終了後、弁護士として都民総合法律事務所勤務。アメリカのギャローデット大学に留学し、全米ろう者協会でインターンシップを経験する。弁護士の業務の傍ら、聴覚障害者への合理的配慮や差別解消法、手話言語法の制定と人権擁護のために活動しており、主な論文は「『ビジネスと人権』と障害者権利条約」(『NBL』2023年4月1日号)、「手話言語法ー表現及び意見の自由並びに情報の利用の機会(条約21条)を中心にー」(『賃金と社会保障』2023年1月合併号ー特集障害者権利条約 日本への国連勧告を受けてー)、「手話言語法の法制化をめぐる考察 人権擁護との関連から」(『手話学研究』)など多数。
校長
市田 泰弘(いちだ やすひろ)
1962年生まれ。立教大学文学部教育学科卒業、立教大学大学院文学研究科博士前期課程教育学専攻修了。名古屋文化学園言語訓練専門職員養成学校専任教員、国立身体障害者リハビリテーションセンター更生訓練所(当時)を経て、1996年より国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科教官として手話通訳養成に携わり、2023年3月退官。2024年5月から明晴学園校長。2008年から東京大学文学部言語学研究室非常勤講師、2012年から2016年まで国立民族学博物館特任教授。著書に『はじめての手話』(1995年、日本文芸社、共著)、『改訂新版・はじめての手話』(2014年、生活書院、共著)、主な論文に「ろう文化宣言―言語的少数者としてのろう者―」『現代思想』(1995年3月号、青土社、共著)、「Introduction to Japanese Sign Language: Iconicity in Language」『Studies in Language Sciences 9』(2010年、言語科学会)、など。
役員(理事6名、監事2名)
- 理事長 田門 浩 弁護士
- 理事 阿部 敬信 九州産業大学教授
- 理事 市田 泰弘 明晴学園校長
- 理事 木村 晴美 国立障害者リハビリテーションセンター学院教官
- 理事 岡 典栄 明晴学園国際部長
- 理事 玉田さとみ 放送作家
- 監事 高橋喜美重 NPO法人手話教師センター
- 監事 小嶋 勇 弁護士
評議員(13名)
- 赤堀 仁美 明晴学園教職員
- 阿部 敬信 九州産業大学教授
- イ・ヨンスク 一橋大学教授
- 岡 典栄 明晴学園国際部長
- 岡本みどり 全国ろう児をもつ親の会会長
- 木村護郎クリストフ 上智大学教授
- 佐々木倫子 桜美林大学名誉教授
- 玉田さとみ 放送作家
- 玉田 宙 明晴学園卒業生
- 宮坂 七海 明晴学園卒業生
- 森 壮也 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員
- 安田 明弘 医師
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