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種別 論文
タイトル 日本語教育、日本語学の社会貢献 ―ろう児に対する日本語教育を例に―
著者 一橋大学国際教育交流センター 庵 功雄著
書籍・出典 台湾東海大学『多元文化交流』第13號(2021年6月)<特集>教育関係者の社会貢献
解説

この論文は日本語教育、日本語学が果たしうる社会貢献の可能性の1つとして、ろう児に対する日本語教育のために外国人に対する情報提供の方策の検討から出発した「やさしい日本語」が使えるのではないか、ということを書いたものです。

本論文ではろう児が習得すべき日本語の技能は、読む、書くの2技能だけであり、聞く、話すの2技能は不要であると述べています。なぜなら、日本語文が読めれば、音声認識ソフトやノートテーカーの助けを借りて書記日本語になったものが使えるからです。

また、「音声なしでも(対象とするのが書記言語であれば)習得可能」ということは、日本人が歴史的に行ってきた「漢文訓読」がそれを証明しています。

明晴学園で行われてきた日本語教育についても書かれていますので、ぜひご一読ください。

関連URL http://www12.plala.or.jp/isaoiori/rouzi_toukai.pdf
関連ファイル  rouzi_toukai.pdf