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千神祭本番その4

 

 

 

幼稚部さんの劇、「からすのパンやさん」です。

自己紹介あり、劇あり、手話ポエムありの複雑な構成ですが、

しっかりと演じきりました。

 

幼稚部の子どもたち、特に年少さんには「演じる」というのは難しいことです。

そこで年齢に関わらず、みんなができる自己表現として、劇中に自己紹介を挟みます。

観客には、お父さんやお母さん、兄弟だけでなく、おじいさんやおばあさんもいますので、

舞台から客席に向かって自分の名前(日本語の名前と手話の名前)を言うことは、

特別にうれしいことのようです。

 

自分の番が回ってきたときだけでなく、友だちが自己紹介しているときも、

「うれしくてたまらない!」という顔で、友だちのことを見ています。

そこに、表現することへの根源的な喜びが表れていると思うのは、

ちょっと深読みし過ぎでしょうか。

千神祭本番その3

 

小学部による劇「ピーターパン」です。

動画の中に、手話ならではのアレンジがきいている

場面があるので、見つけてみてください。

ヒントはフック船長です。

千神祭本番その2

 

小学部による手話狂言「仁王」です。

外部から講師を招いて、立ち方、歩き方など、

所作からしっかりお稽古を付けていただきました。

 

本番が近づくにつれ、稽古時間以外も頭のなかは手話狂言のことばかり。

子どもたちは休み時間のおしゃべりや、先生に質問やお願いがあるときも、

手話狂言の言い回しで話していました。

 

そして本番。

稽古の甲斐あって、観客席からはたくさんの笑いが起きていました。

 

千神祭本番その1

 

 

11月に行われた千神祭のオープニング、千神祭実行委員による舞台発表です。

今年度のテーマは、「さらなるきらめきの世界へ」。

昨年度、創立10周年記念式典を行いましたが、

それを到達点とするのではなく、さらに前に進んでいこうという、

子どもたちの強い気持ちが感じられました。

静かな学校で行われていること

 

明晴学園の日常を切り口に、ドキュメンタリー番組が制作されたことがあります。

その時、「静かで、にぎやかな世界」という、とても素敵なタイトルを付けていただきました。

そして休校中のいま、子どもたちのいない学校は、とても、とても静かです。

でも先生たちは、「いま子どもたちにできること」を始めています。

絵本の読み聞かせや、工作のレクチャー、咳エチケットについて、

クイズ、手話ニュースに教科学習、体力作りまで、

様々な手話動画を制作・配信(限定公開)しています。

プロではないので、すばらしい動画作品、とはいきませんが、

突然の休校で、不安や戸惑いを感じている子どもたちに手話の環境を、

と、一生懸命、楽しみながら作っています。

動画配信を始めてから、先生たちのお返事が間に合わないくらい、

子どもたちからのFAXやメールが毎日届いています。

一日も早く、みんなで会えますように。

 

着々と進んでいます(千神祭準備その5)

 

中学部の劇の練習です。

この夏、中学部は海外研修旅行でパリに行きました。

そこで学んだこと、見たこと、感じたことを、

この劇に込めました。

さすがの中学部、手話ポエムも圧巻です。

どうぞお楽しみに。

着々と進んでいます(千神祭準備その4)

 

幼稚部さんの劇の練習風景です。

ずっと昔から、子どもたちに読み継がれてきた、

名作絵本をもとにしています。

子どもたちは自分の立ち位置や台詞に動き、

そして手話ポエムも覚えないといけません。

たくさんたくさん練習して、仕上がりは上々です。

お父さんやお母さん、おじいちゃんにおばあちゃんも

たくさん観に来るよと先生が話すと、

「うふふ、楽しみ!」

「うわー、ドキドキしてきちゃった!」

など、いろんな反応がありました。

今日はゆっくり休んで、明日とあさっての本番、がんばろうね。

 

着々と進んでいます(千神祭準備その3)

 

小1〜小4の劇の練習です。

道具や衣装を揃えた状態での、初めての通し稽古です。

通しで演じて、その後すぐに反省会。

小1からも、的確な意見が飛び出します。

手話指導の森田先生も加わって、もういちど練習しました。

練習できるのはあと2回だよと先生が言うと、

「ひえー!」と、おののく子どもたち。

森田先生からの点数は84点と、なかなかの高得点ですが、

子どもたちは自分たちの演技に満足していない様子。

本番までに、もっともっとよくなりそうです。

着々と進んでいます(千神祭準備その2)

 

小5の手話狂言稽古中です。

ゲスト指導者の江副さん、小野先生の指導にも熱が入ります…が、おっと。

うっかり「あれ」が出ちゃったところを、江副さんに見つかってしまいました。

その口の形だと、ついつい出ちゃうよね。

今回の動画はNG集っぽくなりましたが、

本番はビシッと決めて笑わせます。

どうぞお楽しみに。

着々と進んでいます(千神祭準備その1)

 

千神祭本番まで、残り約1週間です。

今日は担当毎に分かれて、午後の展示の準備。

ブルーの袋は海のイメージだそう。

メニューやポスターを描いていたり、

手話のクイズを考えている子たちもいますね。

いったいどんな展示なのでしょう?

参加されるみなさま、当日楽しみにしていてください。

書き忘れた「忘れもの」

 

高田敏子さんの詩「忘れもの」の暗記発表会です。

小1・2も後学のために、小3・4の教室に集合しました。

ホワイトボードに、一心不乱に詩を書く先輩の勇姿を、

難しい顔をして見つめます。

 

 書き終わって、手話と日本語で何度も確認します。

後ろを振り返ると、終わりの合図。

もう直せないのですが、振り返った瞬間、

自分の間違いに気づいてしまったようです。

そのことに、もうひとりの子が「あーあ!」とリアクションするものの、

先生から、「あれ?あなたも、ここの最初のところ、何か抜けてない?」と指摘されて、

「…本当だ!しまったー!」と顔を歪めます。

 

あれだけ練習でうまくいっていたのに、

本番の空気に飲まれてしまったのでしょうか。

でも2人とも、すぐに間違いに気づいたのはえらい。

次回こそ完璧に暗記できますように。

幼稚部さんはけっこう忙しい

 

ある日の幼稚部さんの一日です。

 

登園後、手洗いうがいをして教室にまっしぐら。

カバンをしまったら出席ノートにシールを貼って、

先生とおしゃべりをします。

昨日のおべんきょうの復習や、家族で話したあんなことやこんなこと、

話は尽きませんが、後ろに並んで待っている子がいるので切り上げて、

みんなで遊べる大きな部屋に移動します。

絵本を読んだり、ままごとをしたり、絵を描いたり、でんぐり返りをしてみたり、

みんなそれぞれ好きな遊びに興じます。

ブロックをパソコンやスマホに見立てて、

「メールしないと!」「あっ、しまった。電話しなきゃ!」と、

キーボードを打ったり、電話をかけるふりをする姿もなかなかリアルです。

パチンと電気が消灯したら、片付けの合図。

みんなで協力しながらおもちゃを片付けてトイレ休憩です。

 

トイレを済ませてとなりの部屋に移動したら、クラス毎にわかれて朝の会です。

4月に入ったばかりの星組さんも、お当番をこなすようになり、

朝の会の司会も堂々としたものです…が、きょうのお天気を

「くもり!」と言ったところで、何人かが「…ん?」という顔をしています。

窓の方を振り返って「ちがうよ、晴れてるよ!」という子もいて、

最終的に「晴れたり曇ったり」という結論に至りました。

月組さんの司会も、「ハンカチチェック忘れてるよ!」と、

うっかりミスを指摘されていました。

 

そのあとは、またみんな一緒になって絵本の読み聞かせタイムです。

先生が手話で絵本の内容をお話ししてくれるのを、

じいーっと見つめて、聞き入っています。

神妙な顔をしているのは、貸すのが嫌な主人公のお話だからでしょうか。

絵本の結末は大団円で、みんなほっと一安心。

 

次は発表の時間です。

家族構成と、家族の好きなものの紹介をします。

この日のために、子どもたちはお家でインタビューをしてきました。

家族一人ひとりの顔と名前、それぞれの好きなものを絵と文字でかいて、

みんなの前で発表します。

「お母さんと妹は納豆が好き。おんなじなんだよ、すごいでしょ!」

「パパはライオン、ママはクマ、ぼくはイヌが好きなんだ。」

お相撲が好きな子のおばあちゃんも、お相撲好きなことが判明して、

なーるほど!とみんなで大笑い。

 

お弁当の間もおしゃべりは止まりません。

口をモグモグしながらも、手はヒラヒラと宙を舞います。

今日は「けっこん」の話で盛り上がっているようです。

 

月組(年中)さん「わたしと●●くんは同い年だからけっこんできる?」

先生「そうだね。でも年の差があってもけっこんはできるんだよ。」

月組さん「えーっ!じゃあ、太陽組(年長)さんともけっこんできるんだ!」

と、世紀の発見をした子がいます。

 

星組(年少)さん「わたしは●●ちゃん(女の子)とけっこんしたいの。男の子はいやだ。」

先生「そうなんだ。じゃあ▲▲区や、■■区でけっこんするといいかもしれないね。」

先生「男は18歳、女は16歳にならないとけっこんできないんだよ。」 

星組さん「わたしは4歳だから、まだまだかー。」

先生「相手にもいいよって言ってもらわないといけないし、

大事な紙にいろいろ書いて、判子も押さなくちゃだめなんだから。」

と、結婚の要件や多様性についてまで、なかなか深い話をしています。

 

食後は、晴れているので外遊び。

鬼ごっこをしてもいいし、ブランコをこいでもいいし、サッカーをしてもいいし、

先生と一緒に青虫を観察してもいいし、その全部をやってもいいのです。

小・中学部のお兄さんお姉さんがやってきて、一緒に遊んでくれたりもします。

今日は砂場が人気のようで、黙々と小さな山を作り続ける子や、

海岸みたいに砂に埋もれている子もいます。

それぞれ砂まみれになって遊んでいると、

突然、ジョウロの雨が降ってきました。先生の仕業です。

みんなは逃げるどころかジョウロの下に集まってきて、

「もっと降らせて!」「ここに入れて!」と、手やコップを差し出し大興奮です。

水とまざったドロドロの砂を腕に塗って、感触を楽しむ子もいます。

 

ワイルドな砂遊びもそろそろ終わりの時間。先生たちが手を振ると、

校庭各所で遊んでいた子どもたちもそれに気付き、手洗い場に集まってきます。

手洗いうがい、場合によっては全身シャワーを浴びて帰り支度です。

 

幼稚部さんの一日は、想像以上に忙しそうで、とても楽しそうでした。

帰ったらおいしいごはんを食べながら、家族に今日のできごとを話すのかな。

ゆっくり休んでまた明日、元気に明晴で会いましょう。

太陽組さんの特別な日

 

幼稚部の太陽組さん、今日はお泊まり会です。

お泊まり会は年長組だけに許された特別なイベント。

 

星組さんと月組さんがうらやましそうにしながら帰るなか、

「今日はお泊まりだもんね」と、得意満面。

先生と一緒に、教室にテントを張ります。

布団を用意して、晩ごはんまで少しゴロゴロ…と思いきや、

いいこと思いついた!とサンタさんごっこをはじめました。

提案されたみんなも心得たもので、さっと布団の上で寝たふりを始め、

見えないプレゼントにも大喜びです。

晩ごはんのカレーも、もちろんみんなで作ります。

玉ねぎに泣かされたり、かたい人参や、熱いジャガイモに苦戦したりしながら、

おいしいカレーが出来上がりました。

 

自分たちで作ったカレーは、どうしてこんなに特別おいしいんでしょう。

次から次へとおかわりに席を立ち、そしてとうとう匂いにつられて、

小学部や中学部の先生たちもやってきました。

添えてあるキュウリとトマトに苦戦する子もいましたが、

「もっと小さく切ってほしい」

「見えないくらいにマヨネーズかけて!」

と、先生に交渉して、がんばって食べきりました。

おかわりのカレーのなかに、小さく刻んだトマトがいたことは内緒です。

手話で楽しむ能狂言鑑賞会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喜多能楽堂で行われた、手話で楽しむ能狂言鑑賞会にお誘いいただきました。

創立10周年記念行事で発表した、小5・6の手話狂言をご指導いただいた

三宅近成先生や、ろう者劇団の江副悟史さんも出演されていたので、

始まる前から子どもたちはソワソワ。

 

手話狂言のお題目は「佐渡狐」。

手話で語られている上に、内容がコミカルなこともあり、

みんな前のめりになって鑑賞していました。

休憩をはさんで始まる能は未知の世界、

しかも80分間と子どもたちにとっては長丁場です。

「もしも、もしもわたしが寝ちゃっていても、三宅先生が出てきたら絶対に起こしてね!」

とおたがい約束し合っている子どもたちもいました。

 

能のお題目は「船弁慶」。

登場人物のイラストや、おおまかな流れや台詞が

現代語で書かれた資料があらかじめ配布されていたり、

演者が手話を使う場面を取り入れるなどの工夫が凝らされていて、

子どもたちもそれぞれの感覚で、「能」というものを体感していたようです。

 

鑑賞後、三宅先生が子どもたちに会いに来てくださり、みんなで記念撮影。

今年の千神祭でも小5・6は手話狂言を披露します。

一流の舞台を鑑賞して、さらに稽古に熱が入ることでしょう。

見る人、楽器に触れる

 

夏休みが明けました。

子どもたちは日焼けして、心なしか背も伸びたような。

 

今日はご近所の八潮学園の音楽室をお借りして、

楽器に触れる体験をしました。

いろいろな楽器が並べられているのを見て、子どもたちは興味津々。

最初はおっかなびっくり触っていたのですが、慣れてくると、

テレビで見たのかそれっぽい動きをまねて、

ノリノリで演奏するような素振りも見え始めました。

 

ピアノの鍵盤の奥の、ハンマーが連動する様を感心しながら眺めたり、

「太鼓にはドレミがあるの?」

「●と●がつながっている音符は、両手で2回叩くってこと?」

など、「見る人」ならではの楽しみ方や質問も出てきました。

パリの大舞台に立つ

パリで行われた世界ろう者会議で発表する森田

 

 

海外研修旅行でパリを訪れている中学部です。

いまパリでは世界ろう者会議が開催されています。

明晴学園からは森田が発表したのですが、その発表時間を割いて、

生徒たちも舞台に上がり、手話ポエムを披露しました。

背後のアニメーションも生徒たちが制作しました。

動画は発表後の様子です。

「excellent presentation」という通訳者の声が聞こえます。

 

出発前の生徒たちは、しおり作りに、プレゼン資料作りに、国際手話講座に、

アニメーション制作に、手話ポエムの発表練習に、大忙しの毎日でした。

きっとがんばった分だけの喜びが返ってきたことでしょう。

交流プログラムに、ルーブル美術館、パリろう学校見学に、

ろう者が経営するレストラン訪問と、まだまだ研修旅行は続きます。

帰ってきてからの報告が楽しみです。

 

手話のバスでただいま!

 

中学部も小1・2も、ソワソワしながら窓の外を見ています。

予定より少し遅れて松山さんが運転するバスが入ってくると、

小1・2はたまらず外に駆け出しました。

林間学校に行っていた子どもたちの帰還です。

みんな元気に、無事に帰ってきましたよ。 

松山さんも、運転おつかれさまでした。

手話のバスで出発!

 

小学部の3年生から6年生まで、2泊3日の林間学校に出発しました。

貸切バスの運転手は、ろう者の松山建也さんです。

学校関係で貸切バスの運転を担当されるのは、明晴学園が初めてだそう。

以前からデフゲストとして遊びにいらして、交流を重ねていたので、

「今日の運転は松山さんだよ!ふふふ」

と、子どもたちも(先生も?)大興奮です。

走行中は必ずシートベルトを締めるよう松山さんから説明があると、

子どもたちがすばやく反応して、ベルトを締めようと躍起になり、

「いやいや、まだ大丈夫ですよ!」と松山さんがあわてる場面もありました。

 

「行きも帰りもわたしたち2人が担当します」

「走行中、気分が悪くなったら遠慮せず言ってください」

「一度、パーキングに寄ります」

「安全第一でみなさんを目的地までお運びします」

 

松山さんの手話での説明に、いつも以上の熱心さで聞き入る子どもたち。

あいさつが終わると、盛大な拍手。

出発前なのに、車内はなんともいえない熱気に包まれています。

ろうの仲間が運転する大型バスで、林間学校の宿泊先に向かう。

そのことはとても嬉しく、誇らしく、ワクワクすることなのでしょう。

楽しい3日間になりますように。

 

 

その後、無事到着したと小学部の先生から動画が送られてきました。

お礼を伝える子どもたちと松山さんです。

また明後日のお迎え、よろしくお願いします。

 

迫真の防犯訓練

 

昨日の防犯訓練の様子です。

宅配業者に扮した不審な人が、校内に入ってきた想定で訓練を行いました。

子どもたちは、いち早く避難を終えて現場を見ていなかったので、

もういちど、警察の方と教職員で捕り物の再現をしました。

椅子や、さすまたで応戦する先生たちが不審者を確保すると、

神妙な顔で見ていた子どもたちから拍手が起こりました。

でも、もし不審な人に遭遇したら、とにかく逃げることが鉄則です。

 

「もし拳銃を持っていたら?」「物陰に隠れてください」

「隠れられるところがない場合は?」「ジグザグに逃げてください」

小学部からの質問に警察の方が答えます。

そのやりとりをじっと見ていた幼稚部さん、思うところがあったのか、

すっと手を上げて前に進み出て、

「目立つとわるい人にやられちゃうから、目立たないようにしないとだめ」

と感想を述べていました(蛇足ですが、手話の発達過程がよくわかる、かわいい手話の造語があります)。

 

全部が終わったあと、警察の方からは、

子どもたちの訓練に対する態度や、先生たちの不審者対応について、

たくさんほめていただきました。

手話でまなぶ「どきん」

 

手話と日本語を行ったり来たりしながら、詩の世界を旅する子どもたち。

前回は谷川俊太郎さんの詩「どきん」を、

日本語の授業で学んでいる様子を紹介しました

今回は同じ題材を使った手話の授業です。

 

教材は、先生が「どきん」を朗読している手話動画。

それを見て、子どもたちは手話で詩を理解し、手話による詩の朗読を楽しみます。

そうして、詩というものへの理解を深めていくのです。

授業の最後には、子どもたち1人ひとりが詩を朗読し、

それを先生が講評します。

 

「つるつるのときは、この手の形でいいけど、「おしてみようかなあ」のときの手の形はこっちだよ」

「ひたひた歩いているところの表現が少し単調だね。歩きはじめは慎重な感じで」

「だれかがふりむくところは、少し時間をおいて、ためが必要だね」

手話語彙の正確さだけではなく、朗読時のメリハリだって大事です。

また、「つるつる」していたり「ゆらゆら」していたりする

「何か」の様態を表すための手の形や動き、

顔の部位を動かすことで表れる文法表現のエラーなど、

先生は細かいところまで見逃さず、丁寧にコメントしていきます。

 

はにかんだり、緊張したり、

逆に情感たっぷりに朗読しすぎて笑いを誘ってしまうなど、

子どもたちの反応はそれぞれですが、

普段のおしゃべりの手話とはちょっと違う詩の朗読に、

表現することの喜びを感じているようでした。