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明晴ローラー作戦

 

「手の空いてる人、ちょっと手伝って!」

と、教頭先生が、職員室と事務室に声を掛けました(もちろん手話です)。

 

子どもたちが帰って、それぞれ自分の仕事をしていた先生たちは、

さっと席を立ち、校庭に集まります。部活の外部コーチまで来てくれました。

幼稚部さんが、外遊びの時に補聴器を落としてしまったようで、

お家から連絡がきたのです。

 

「よし、ローラー作戦で行こう」と、横一列に並び、

足で草をかき分けながら、じりじりと前に進みます。

しかし、刈られる前のトラック内の芝は、シロツメクサでモッコモコ。

本当に見つかるのかな…?などという心配をよそに、

なんと10分もかからず見つかりました。

 

やる前から、あれこれ悩まず行動する。

助けを求められたら、さっと手を貸せる。

明晴の先生たちのいいところです。