サッカー対決
からりと晴れた秋の午後、高層ビルの谷間に子どもたちの歓声が響きます。
サッカーの試合でした。対戦しているのは「総児童」対「総先生」、小学部の児童21人が全員でチームを作り、先生7人のチームに挑んだのです。
最初は圧倒的な数の児童チームが優勢に立ったものの、ほどなく守りのスキを突かれて矢継ぎ早のゴールを許す展開となりました。1点を返しながらあとがつづかず、結局3対1で先生チームの勝利に終わりました。
バンザーイと手を天に伸ばす先生。しかしまあ、小学生相手に「ちょっと、大人げないかもね」という声には、「いや、子ども相手でも手を抜いたら失礼だ」なんて胸を張っています。ふっふっふ、一つだけはっきりしているのは、試合時間が延びたら問題なく児童チームの勝ちということ。10分間の試合でも先生はほとんどがひっくり返ってゼーゼーでしたから。
掲載日/2008年10月31日(金)


明晴祭に備えて
このところ、校舎の2階に時ならぬ演劇空間が出現しています。小学部の児童が入れかわり立ちかわり、この空き教室で劇らしきものの練習をしているのです。きょうは3、4年生クラスが3時間目と4時間目を通して「ナルニア国物語」の練習、結構長いセリフや派手な立ち回りを試みていました。
劇のテーマや役割は子どもが決めますが、演技指導は舞台経験豊富な専門家スタッフがあたります。「あ、そこ、間をとらなきゃ」「動きを決めてね」と、ときどき指導が入る一方、役者同士が「目線はあっちだろ」「だって動きがこっちだもん」とやりあっています。だいじょうぶかなあ、上演までもう1か月ないけれど。そんな大人の心配をよそに、子どもたちはハラハラドキドキの世界に没入しています。もちろん、11月15日の明晴祭で発表するためです。


掲載日/2008年10月28日(火)

金メダリストの2人
高橋朋子さんと吉良暁生さん。それぞれ"ろう者のオリンピック"といわれる「デフリンピック・プレ台北大会」で、空手(+60キロ級)と柔道(−60キロ級)を制した金メダリストです。ろう者の世界一となった2人が明晴学園を訪れ、子どもたちの相手をしてくれました。
空手は型の練習。姿勢を正しての突きや蹴りは、ちょっとしただけで子どもたちは汗だくです。柔道に挑んだグループは吉良選手と組み手。果敢に背負い投げをかける子もいて大いに盛りあがりました。
小学部の10月のテーマは「スポーツ」。市民科の時間にスポーツについてのいろいろなことを学んでいます。2人のろう者の金メダリストは、子どもたちにこの上ない刺激となりました。

掲載日/2008年10月28日(火)

秋を拾いに
幼稚部が学校の近くの公園まで、秋を拾いに出かけました。穏やかな天気に恵まれたので、レクリエーションをかねての散歩に出かけ、ついでにいろいろなものを拾い集めてくることにしたのです。サザンカの実やピラカンサのような赤い実、ケヤキやカツラの枯葉、まだ生きていたバッタや蝶々など、木漏れ日に静まり返る秋の公園で子どもたちの眼はいろいろなものをみつけました。
ポリ袋に拾い集めた秋の落し物は、11月15日の「明晴祭」で幼稚部の展示に使うのだそうです。さてどんな展示になるのでしょうか。


掲載日/2008年10月24日(金)


クルマの話
小学部5年生は、社会科でクルマについて勉強しています。
販売会社に出かけてゆき、整備工場を見学し、授業でも世界一になった日本の自動車生産について学習してきました。こんどは専門家にきてもらい、クルマはどうやって作るかを聞きました。"出張授業"に協力してくれたのは、いすゞ自動車で30年以上自動車の生産に従事し、現在は伊藤忠商事の自動車部門にいる清水欽次さんです。映像をふんだんに使い、多種多様なロボットを駆使する最先端の自動車生産ラインを、エンジニアの立場からわかりやすく話してくれました。
社会科のあとは図工の時間。伊藤忠商事から寄付していただいた車のプラモデルを、ああだこうだいいながら組み立てます。結構熱中してわれを忘れていたのはやはり男の子たちでしたね。

掲載日/2008年10月17日(金)


親子遠足
幼稚部が遠足で横浜市の「こどもの国」に行ってきました。遠足は子どもだけで行くことが多いのですが、今回は親もいっしょの親子遠足です。秋晴れのさわやかな一日、広大な園内の散歩道を満開のキンモクセイの香りにつつまれながら一周しました。もちろん歩くだけではなく、指定されたコースのチェックポイントを地図に記入してゆく「フィールドゲーム」にも参加します。その途中、長いすべり台ではしゃいだり牧場でお弁当を楽しんだり。解散したあとも、みんなで売店のソフトクリームを食べながら去りゆく秋の午後を楽しみました。



掲載日/2008年10月13日(月)

おにぎりパーティ
10月6日は後期の始業式、これから半年間の心がまえをしっかりと確かめます。
始業式のあとは、みんなで集会室に集まり「おにぎりパーティ」を楽しむことにしました。ひとり1合ずつ持ち寄った米を先生が炊いて皿に取り分け、机のうえには梅干しやサケ、コンブ、それにツナや海苔などを用意します。子どもたちはラップで温かいご飯を包み、具を入れてそれぞれ好みのおにぎりを作りました。こうすれば手が汚れないはずなのに、びっしり米粒をつけている子がいます。「ラップだとうまく固まらないよ」「ラップの口をこうやってひねるのさ」「それから両手で握るんだ」。作業をしながらちゃんと手話ができているから不思議です。わいわいがやがやとみんなで食べたので、ただのおにぎりがごちそうになりました。ご飯をおいしくするのは、大勢の仲間と会話なのですね。

掲載日/2008年10月6日(月)